2019-01-01から1年間の記事一覧

エキゾチック横浜・・・生糸戦争

氷川丸。最近は超大型クルーズ船の時代となっているが、氷川丸クラスの客船が落ち着いていて親しみやすいと感じる。総トン数11,622トン。全長163.3m。 船旅は最高の贅沢な時間の過ごし方だ。 一方で、仕事まみれになって一日を終える人もある。 「巴里知ら…

エキゾチック横浜…海運で発展した街

「横浜の空の上澄み冬雲雀」(鷹羽狩行) 土曜日のお昼、仕事帰りの自分は作業着、作業靴姿だった。JR桜木町駅を降りるとおしゃれをした人たちが改札口から続々と流れてくる。 ヨコハマでメインの街と言えば、桜木町、みなとみらい地区だろう。エキゾチック…

瓦そばをご存じ?

「山茶花は咲く花よりも散つている」(細見綾子) 立冬となって、山茶花の花を探してみた。赤い花はなく、通りすがりにやっと日陰で見つけた。なんとなくしおらしいというか、元気がなく儚げに見えた。 花言葉は、「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」とあるが…

大きな金木犀の木を見つけました

「浴後また木犀の香を浴びにけり」(相生垣瓜人) 横浜市の片倉町で見つけた大きな金木犀の木。びっしりと咲き始めた小さな花はこれから満開になろうかというのに、すでにその芳香は周辺に漂っていた。 この1週間後には、早くも金平糖のような花が下に落ちて…

茨の実?茅ヶ崎サイクリングロードをゆく

今年の10月はひどい月だった。台風15号、19号、そして21号の影響による大雨。各地で被害をもたらした。千曲川の決壊をはじめとする河川の氾濫など。雨が上がった後に氾濫する川の荒れ狂った様は度肝を抜いた。 お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたし…

おぎのやの釜でご飯を炊く

「白粉(おしろい)の花が其処には咲いてゐて」(京極杞陽) 朝、足元の道端に白粉花(おしろいばな)が咲いていた。普段からよく歩いている道に何気なく、つつましやかだ。花言葉は「臆病」「内気」「恋を疑う」 さて、8月に山梨県北杜市の清里に行った折、…

久しぶりの川崎大師参拝

「何一つ不足なき身の初大師」(平成8年 鈴木真砂女) 川崎大師へ行くには、京急川崎駅から大師線に乗り換える。川崎駅を出て鈴木町駅、港町駅と停車して次が川崎大師駅だ。 ちなみに川崎大師駅を出ると終点小島新田駅までの間に、二駅あるので合計7駅の短い…

敬老の日に思う

「老人の日や敬ひて呉れるなよ」(草間時彦) 9月16日(月)母親が入所した特養老人ホームで敬老会が催された。 施設側の挨拶の中で、65歳以上の高齢者が3588万人、総人口に占める割合は28.4%という話しがあった。私も先日65歳になったばかり。働く65歳以上…

お地蔵さんの帽子

「かひなしや水引草の花ざかり」 (正岡子規) 墓参りに行った時、駐車場で何気なく後ろを振り返ると、薄暗がりの中に赤い色を見つけた。 「萩の寺水引草は継子(ままこ)めき」 (鈴木真砂女) 継子とは、辞書を引くと「血のつながっていない子」の意味だが…

東京の夏は暑かった

「送り盆水に思ひをつくしけり」 (石田勝彦) さる8月17日に、久しぶりの休みを利用して東京駅にあるステーションギャラリーで開催されていた「メスキータ展」を観に行った。 開館時間には、少し間があったので東京駅丸の内側をプラプラして過ごすことにし…

夏空広がる

昨年の秋祭りで白目高を4匹買った。やがて年を越すと、2匹が残った。 残った2匹は雄、雌だったようで、5月頃から小さな糸くずのような赤ちゃん目高を19匹生んだ。これはその子たちの成長した姿で、先日孫たちに分け与えたから、現在は6匹だけ。 この子たちの…

北アルプス清里そして釜めしに出会う

「夏さむしここより奥に山の霊」(宇多喜代子) 今年は気温の低い状態が続いている。先日車で目指した山梨県北杜市に位置する清里高原は、夏も涼しいイメージだ。 3,000mに迫ろうという山々が、清里高原を囲む。 (2015年11月撮影) 高さが同じようなのでど…

山無花果の実を見つけて

日本橋から十五里二町六間のところ、国道一号線沿いに神社があり、境内の裏側に回ると下り坂で、松や名前もわからない木々が雑然と植わっている。 樹齢200年を超える黒松。ここ第六天神社のご神木だが、昭和20年代に落雷により上の方が折れて無くなっている…

梅雨空につぶやく

「こころ足る日は遠出せず花葵」(福永耕二) JR横浜線の鴨居駅近くで見つけた立葵(たちあおい)の花。仕事の現場が近く最近よく線路沿いを歩く。他にもいろいろな花が咲いていて、楽しい。 行く時に見つけて、仕事が終わってから撮影した。 若い時は花に興…

駅のホームで盲導犬に出会う

「六月を奇麗な風の吹くことよ」(正岡子規) 早くも六月。梅雨入りもまもなくだろう。 写真は先月末に近所のつつじを撮ったもの。つつじは前夜、雨が降ったためか、明るく元気いっぱいの様子。つつじの花言葉は、「節度」「慎み」。特に赤のつつじは「恋の…

横須賀どぶ板通りを歩く

「ブラシノキ」。オーストラリアからニューカレドニアに分布する常緑性花木で別名ボトルブラッシュと呼ばれる。 紅というには薄く、ピンク色が濃いと表現すればよいのか。ブラシの形をした花が、風にゆらいで元気一杯。 母親の特養入所を申し込むため、普段…

哲学者の小径をまわっている

東京湾に浮かんでいるのは… アメリカの航空母艦ロナルド・レーガン。横須賀を母港とする。 満載排水量10万1千トン。全長333m。最大幅76.8m。進水は2001年3月。乗員5,680名。搭載機は平時で66機(最大90機)。 巨体を春の海に浮かばせて、のんびり寛いでい…

エキゾチック横浜…eye catch a daughter

※2017年5月氷川丸のデッキより、マリンタワー撮影 マリンタワーは確かにツイギーみたいなミニスカをはいていた。2年前の姿。今も変わらないだろうか。 令和を迎えたGW、横浜に行楽に訪れる家族連れや恋人同士も多いだろう。道端にも、きれいな色をしたかわい…

エキゾチック横浜-2-

…前回は調子に乗って、三浦半島まで足を延ばして脱線してしまった… この坂道は、JR山手駅(奥に写っていますがわかりにくい)そばの階段を上ってきたところ。山手駅から桜木町駅行のバスが出ており、途中港の見える丘公園や中華街入口、山下公園などを通って…

エキゾチック横浜

横浜、横濱、ヨコハマ、よこはま。 坂が多くて、道も狭い。曲がりくねった迷路のような道。かたや、みなとみらい地区を代表する先進的な都市景観。私なりに歩いてみました。 さる3月3日日曜日、訪れた山手111番館。 スタッコ仕上げと言われる外壁が、春とは…

可憐な季節、總持寺へ行く❣

3月13日、自宅近所の木蓮が咲いた。まだ小ぶりだがその白さが初々しい。白無垢の花嫁さんのような可憐さがある。 「戒名は真砂女でよろし紫木蓮」 (鈴木真砂女) 真砂女さんの潔さが表れた句である。スパッと切る鋭さが魅力である。 春燈の藤田湘子先生は、…

ボヘミアン・ラプソディを観に行った❣

平成31年2月27日(水)神奈川県の京急三浦海岸駅前の河津桜を撮影。終点の三崎口駅まで沿線は河津桜が咲き誇り、見事な景色を堪能できる。電車を降りて、桜並木の下をのんびり散策するのがベスト。駅前も屋台が出てにぎやかになる。人が春を待ちわびていたよ…

20年ぶりの再会

写真は、氷川丸の中の一般船員の居住区画。航海の間最大で8人くらいが寝起きしたものと思われる。 私は、平成31年2月某日以前勤めていた会社のSと20年ぶりくらいに再会した。改装中の東京駅八重洲口での待ち合わせだったが、遠くからすぐにSと分かり、Sもま…

原宿駅から千駄ヶ谷へ

「波を追う波いそがしき二月かな」 (久保田万太郎) 2月に入ると、なんとなくあわただしい気分になる。 原宿駅を出て地下鉄「明治神宮前」駅の方を見ると、若い女の子たちの行列が出来ていて何を待っているのだろうと気にかかる。 よくわからないまま、竹下…

平成31年正月の風景

平成30年12月、近くの千の川から富士の夕景を眺める。あと何日かで年の瀬を迎える。 「ゆく年や夕焼誰もかへりみず」 (昭和37年鈴木真砂女) 今日も一日暮れてゆく。朝が来て、働き始めて日が暮れる。その繰り返しで一年が過ぎてゆく。「一日一生」だな。 …