2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

関東平野梅雨に隠れてしまひけり

表題は、鈴木真砂女の平成10年の俳句。山本憲吉の本を読むと、梅雨は「豪雨ではなく地雨で、降りみ降らずみの天候がつづき、だいたい六月二十五日から三十日ぐらいまでが頂上である。」と書かれている。 「旅戻り雨傘梅雨を滴らす」 (平成10年鈴木真砂女) …

晴耕雨読

線状降水帯による大雨でまた九州熊本周辺が大変である。 熊本には、妻の妹が住んでいる。それから、私と妻の共通の友人Wさんの実家は熊本だ。気が気でない。どうしているだろう。 Wさんの「おもいで酒」が聞きたい。 さて、私の古い大切な友人である「立川の…

おにぎりを握る

「飯食ひに出づる茫々たる梅雨の中」 (石田波郷) 雨が小降りになったかと思うと、時に激しく降り出して本格的な梅雨の時期を迎えている。 どうも朝っぱらから気持ちが晴れないので、どこかに出かけられるかなと淡い気持ちを抱きつつ「おにぎり」を握った。…