「生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉」 (夏目漱石) 妹の入院している病院へ向かう途中、赤とんぼが漂うように目の前に飛んで来た。目を上げると、未だ赤く染まっていない腹を見せながら、スッと空の上に去って行った。 また今年も赤とんぼがやって来た。去年と同…
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