青春っていいな
「またひとり海を見に出る年忘」(黛 執)
これはもちろん私ではなく、この4月に中学生になる孫の姿である。今の自分には、冬の海に素足で入って行くなんて到底出来ないのだが、こんな頃が自分にもあったなあと懐かしいのである。
この子は野球をやっていて、もっとうまくなりたいといつも言っている。元気一杯だ。
私は正反対の子であった。本を読んだりしている方が楽しかったが、海に行くのは好きだった。高校生になりバイクの免許を取ると、時間があれば海に行った。バイクは、スズキのT500。2ストロークエンジンで加速がすごかった。
波打ち際を走る孫の姿は、将来を感じさせる。
「翼あるものを休ませ冬干潟」(佐藤鬼房)
これから青春を迎えるこの子には翼がある。羽ばたける翼がある。
年末に「お帰り寅さん」を観に行って、自然と涙が出て笑って。
結構毛だらけでござんした‼