電車に揺られ…(1)
館林と言えば、夏の暑さで有名だが(気温計の設置場所を消防署の屋上から高校の校舎屋上に移したら、気温が下がった?)、今朝は午前9時半で9℃の気温。身震いしながら、車で迎えに来てくれたKさんとまずは足利市に向かう。
つい1時間ほど前には、赤羽駅のラッシュに驚いていたが、ここは広々として空気が清々しい。高い建物がほとんどないから、空が広く感じる。
やがて車は、渡良瀬川を渡った。
『渡良瀬橋で見る夕日を
あなたはとても好きだったわ きれいなとこで育ったね
ここに住みたいと言った
電車にゆられこの街まで あなたは会いに来てくれたわ
私は今もあの頃を 忘れず生きてます』
方丈には、孔子を祭る祭壇がある。
数多くの賢人が、ここで論語を学んだ。日本の歴史の重みをズシリと感じる。
論語の「中庸」を教える器。ひしゃくに取った水を器に注ぐのだが、水を入れすぎると器はひっくり返って水が全部こぼれてしまう。ほどほどのところで止めると、器は水を入れたまま安定してこぼれない。
方丈(学生の講義や学習をした所)から、築山泉水式庭園を眺める。
天文も教えていたのだろうか。方丈を出る時に、私は子供向けの「かなろんご」を150円で購入した。他に、論語のダイジェスト版も100円で販売されている。
※この足利学校の門のそばに画材店大平堂がある。天然岩絵の具15gが400円位からだが、高いものほど発色がよくその美しさは宝石でも見るかのようだった。
500円払って、数種のワインを試飲。酸化防止剤など入っていないのはわかる。飲みやすく美味しいのもわかる。しかしどれがどう違うかは説明できない。
このワインが作られた歴史を味わっている。
いい気分になって外の売店へ。