年忘れは特になし

 「年忘れ集ひ別れし過去未来」  (池内友次郎)

 横浜の関内駅を出て大通り公園を歩く。朝の公園を急ぎ足で歩く人は勤め人。ゆっくりと歩く人はリタイアした高齢者か。 

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 赤茶色に色づく三角錐の大木は何と言う木だろう。少し調べてみたが、分からない。落葉松(からまつ)だろうか。下の写真は、秋ごろに同じような位置から撮ったもの。

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 以前、山梨の清里高原へ行く途中でみた落葉松の黄葉は、光り輝くような黄色だった。また見に行きたいものだが、何しろこのご時世、旅行どころか忘年会も自粛自粛。

 曲がりなりにも、私は勤め人のはしくれだが、何やら消化不良。

 自宅でしみじみと味わう手酌酒。

 

 今年は結構痛めつけられた年だった…

 振り返ってみるに、今年のことは今まで色々なことに「始末」をつけてこなかったつけが回ってきたようなものだ。

 起こったことを正面から受け止めず、流してばかりいたからだ。

 物事にけじめをつけるということは、とても大事だ。

 次々に反省の言葉がため息と共に出てくる。

 「掛けとりもせねばならずと葱きざむ」  (昭和48年鈴木真砂女