アツアツで、冷え冷えで美味しくて
「学ならずもんじゃ焼いてる梅雨の路地」 (小沢信男)
孫娘のSちゃんを交えて、家でもんじゃ焼きをした。
家族揃えば、妻と私と娘の3人プラスSちゃんで4人になるところ。しかし最近、私の娘は休みというと遊びに出かけてしまい家にいることが少ない。妻と二人の食卓が多くなっている。
そのかわり高校生のSちゃんが、よく家に来てくれる。
さて小麦粉は、妻の指示でちゃんと計って水と混ぜ合わせる。この加減がもんじゃ焼きのコツの一つらしい。
平べったい鉄板がないので、フライパンで焼く。上にかかっているのはチーズ。このチーズが溶けたところでアツアツをすくって食べる。
こうして食べるもんじゃ焼が美味しいのは当然なのだが、フライパンを真ん中に家族でおしゃべりしながらもんじゃを掬い取るのが、何よりのおいしさのコツ、秘訣だろう。
Sちゃんも楽しそうに手を伸ばしていた。
「父の日といふさびしき日ありて老ゆ」 (安住 敦)
父の日が過ぎた今日の午前中、娘はまだベッドの中にいたが、差出人が娘で私宛の宅急便が届いた。
なんだろうと重い箱を開けると、4リットルのウイスキー‼
「わぁ~ すごいぞ。でかいぞ。」と、妻を呼ぶ。
そのうち起きて来た娘に「有り難う❕」と言うも、あっさりうなづくだけの彼女。
いや、それで充分さ。内心ホッとした。
オレの好物を知っていやがった。